伊勢市駅
所在地 | 三重県伊勢市吹上一丁目1-4と1-57にまたがる |
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所属事業者 |
東海旅客鉄道(JR東海) 近畿日本鉄道(近鉄) |
駅構造/ホーム | 地上駅/4面5線(在来線・近鉄線) |
乗車人員 (降車客を含まない) |
1,260人/日(2019年・JR東海) 4,174人/日(2019年・近畿日本鉄道) |
開業 | 1897年(明治30年)11月11日 |
乗り入れ路線 | 2路線(参宮線・山田線) |
有人駅であるか | ○ |
JR全線きっぷうりば (みどりの窓口)が 存在しているか |
○ |
クイックアクセスガイド
伊勢市駅(いせしえき)は、三重県伊勢市吹上一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)・近畿日本鉄道(近鉄)の駅となっています。
伊勢志摩の中心都市である伊勢市の代表駅となっています。古くから伊勢参りの玄関口として利用されてきました。過去には、市電(神都線)など交通の乗り継ぎ点、近鉄鳥羽線開通前は近鉄から二見・鳥羽への乗継駅としての役割の大きい駅となっていました。1905年から1961年には、駅前から伊勢神宮の外宮・内宮や二見浦へ向かう路面電車の三重交通神都線が発着していました。
1990年代までは、駅近くのデパートや商店街に近隣の市町村から訪れる人が多く、年末の買い出し・正月の初詣は特に混雑する駅でもありました。その後、郊外の大型店が充実し、駅近くの大型店は閉鎖したため、現在は、通勤・通学客の他は、駅の南側に位置する伊勢神宮外宮への参拝客や、JR線と近鉄線の乗り換えで利用する客が多い駅となっています。ですが、駅前の人通りは閑散としています。
また、伊勢市内・郊外への三重交通バス路線の拠点となっており、宇治山田駅よりも乗り入れバス路線が多くなっています。池袋駅(東京)・大宮駅(さいたま)・YCAT(横浜)への夜行高速バスも乗り入れています。2015年からは、WILLER EXPRESSの乗り入れも始まりました(新宿駅・川崎駅行き)。三重交通バス路線の廃止などにより、伊勢市コミュニティバス(おかげバス)のバス路線も運行されています。
先述したように、駅近くの大型店の閉店で駅前を含めた中心市街地の空洞化が激しいため、自治体では空洞化対策が検討されてきました。跡地については、2013年(平成25年)8月11日に宿泊・温浴・商業の複合施設「伊勢外宮参道 伊勢神泉」が、2016年11月に三交インがそれぞれ開業しました。
当駅ではICカードは近鉄のみで使用可能で、JRでは使用できません。
在来線
1:松阪・名古屋方面(上り)
2:鳥羽方面(下り)
3:鳥羽・松阪・名古屋方面(上下)
近鉄線
4:伊勢中川・津・名古屋・大阪・神戸方面(上り)
5:宇治山田・五十鈴川・鳥羽・賢島方面(下り)
普通 | 快速みえ |
○ | ○ |
※記号の凡例 ○:停車
普通 | 急行 | 快速急行 | 特急乙 | 特急甲 | しまかぜ |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
※記号の凡例 ○:停車
1897年11月11日 | 参宮鉄道の山田駅として宮川~山田間開通時に開業。 |
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1907年10月1日 | 参宮鉄道が国有化。 |
1909年10月12日 | 国有鉄道の線路名称制定により、参宮線の所属となる。 |
1911年7月21日 | 国鉄参宮線当駅~鳥羽間が開業。 |
1930年9月21日 | 参宮急行電鉄(現在の近鉄山田線)外宮前(現在の宮町駅)~山田間の開通時に同線の山田駅が開業。 |
1931年3月17日 | 参宮急行電鉄当駅~宇治山田間が開業。 |
1941年3月15日 | 大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併し、関西急行鉄道に改称。所属路線名が改称され、山田線となる。 |
1944年6月1日 | 戦時統合により、関西急行鉄道が近畿日本鉄道に改組され、同社の駅となる。 |
1944年頃 | 北口を開設。 |
1945年7月29日 | 宇治山田空襲で駅舎が焼失。 |
1950年4月15日 | 国鉄側駅舎の改築工事が完了。 |
1953年頃 | 近鉄側駅舎(木造平屋)が完成。 |
1959年4月18日 | 皇太子夫妻(現在の上皇・上皇后)が伊勢神宮参拝の際に、当駅にて下車する。 |
1959年7月15日 | 伊勢市駅に改称。 |
1972年4月1日 | 国鉄駅の構内に近鉄専用の乗車券売り場を設置。 |
1982年10月1日 | 車扱貨物の取り扱いが廃止となる。 |
1985年3月14日 | 荷物の取り扱いが廃止となる。 |
1987年4月1日 | 国鉄分割民営化により国鉄の駅は東海旅客鉄道(JR東海)が継承。 |
2007年4月1日 | 近鉄でICカード「PiTaPa」の利用が可能となり、同時に「ICOCA」とも相互利用を開始する。 |
2011年3月1日 | 駅構内のバリアフリー化工事が完了し、同年中にJR駅舎の塗り直しが実施された。 |
2013年3月17日 | この日のダイヤ改正から近鉄のすべての甲特急が停車開始し、3月21日運行開始の「しまかぜ」と合わせ、全列車停車駅となる。 |
2013年7月19日 | 近鉄側駅舎が改築され(鉄骨造2階建、木造風の意匠)、駅前広場が完成した。 |
駅周辺は南北とも商業施設や住宅地が連なっています。南側には伊勢神宮豊受大神宮(外宮)をはじめ、観光施設が多く存在しています。
駅周辺の主な施設(地図の赤円と青円が重なる範囲内)
・伊勢市役所
・津地方法務局 伊勢支局
・津家庭裁判所 伊勢支部
・伊勢税務署
・伊勢公共職業安定所(ハローワーク伊勢)
・伊勢市観光文化会館(シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢)
・宇治山田駅(近鉄)
・私立英心高校
・伊勢神宮豊受大神宮(外宮)
・茜社
・月夜見宮
・高河原神社
・渡会府庁跡
・沢村栄治生家跡
・旧豊宮崎文庫
駅周辺の交番数(地図の赤円の範囲内):2
駅周辺の郵便局数(地図の赤円の範囲内):4
普通・快速列車用車両(JR東海)
特急車両(近鉄)
12400系
12410系
50000系
一般車両(近鉄)
1220系
1420系
1422系
1810系
5800系
5820系
9020系
一般路線・コミュニティバス
三重交通:伊勢市駅前(大多数)、伊勢市駅北口(大湊線/神社線/土路今一色線/伊勢鳥羽線)
三交伊勢志摩交通:有滝線/伊勢玉城線(伊勢市駅前)
伊勢市コミュニティバス(おかげバス):辻久留・藤里ルート/環状線(伊勢市駅前)
高速バス
伊勢市駅前:三重交通、三交伊勢志摩交通、西武観光バス、WILLER EXPRESS、オー・ティー・ビー
在来線
いせし 伊勢市 |
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Iseshi | ||
いすずがおか Isuzugaoka |
(三重県伊勢市) | やまだかみぐち Yamada-kamiguchi |
近鉄線
伊勢市 いせし | |||
Iseshi | |||
宇治山田 Ujiyamada |
宮町 Miyamachi |
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