近鉄1400系電車
車両について
| 運用事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
|---|---|
| 製造所 | 近畿車両 |
| 製造年 | 1981年(昭和56年)～1984年(昭和59年) |
| 製造数 | 16両 |
| 運用開始 | 1981年(昭和56年)2月 |
| 運用路線 | 大阪線(大阪上本町～青山町)・名古屋線・山田線・鳥羽線 |
| 最高速度 | 110km/h |
| 備考 |
クイックアクセスガイド
車両の概要
近鉄1400系電車(きんてつ1400けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道(近鉄)が1981年から運用している一般車両です。
1970年代後半当時、近鉄においても省エネルギーに優れた一般車を投入する計画が登場し、電機子チョッパ制御を採用した3000系(廃車)を奈良線・京都線に試験投入しました。しかし、3000系は製造コストが高かったため、製造コストを低く抑えつつ高速運転に適した界磁チョッパ制御車の開発が進められ、その中の一形式として投入されました。
車両の性能・仕様
車体構造
車体は断面形状を大きく変更され、肩部のRを小さくして切妻に近い断面となり、軽量化が図られました。前面も従来車とは大幅に変更して、窓上部の前照灯の周りにはステンレスの飾り板が付けられ、通過標識灯・尾灯も新型のものに変更されています。1405F(第3編成)以降は製作当初から側面に方向幕を設置しました。
主電動機・制御装置・台車・運転機器
主電動機は直流複巻整流子電動機を用いています。また、制御方式はWN駆動方式を用いた界磁チョッパ制御となっています。
台車は、両抱き踏面ブレーキ式台車となっています。
ブレーキ制御は、HSC-R回生ブレーキおよび抑速ブレーキ付き電磁直通式となっています。
車内仕様・サービス設備
内装は新仕様の化粧板を採用し、座席はロングシートとなっています。1984年製造の1407Fではク1508にトイレを装備して製造されました。
形式
1400系は以下の2形式から構成されています。
モ1400形
中間電動車(M)です。末尾の数字が奇数か偶数かによって、仕様が異なっています。
ク1500形
制御車(Tc)です。末尾の数字が奇数か偶数かによって、仕様が異なっています。
編成
1400系の編成は4両の1種類が存在しています。
4両
| ク1500(奇数) | モ1400(奇数) | モ1400(偶数) | ク1500(偶数) |
導入年次による変化
1982年製造(1400系2次車)
4両編成1本が増備されました。この編成からはク1500形偶数車に圧縮機を設置しました。
1983年製造(1400系3次車)
4両編成1本が増備されました。この編成からは製作当初から側面に方向幕が設置されました。
1984年製造(1400系4次車)
4両編成1本が増備されました。この編成はク1500形偶数車にトイレを装備して製造されました。
車両についての見解
現在、準備中。