参宮線

路線について

所在地 三重県
駅数 10駅
開業 1893年(明治26年)12月31日
距離 29.1km
複線以上が存在しているか ×
電化区間が存在しているか ×
最高速度 100km/h

参宮線路線図


クイックアクセスガイド

路線の概要

路線の歴史

沿線の概況

駅の紹介

車両


路線の概要

参宮線(さんぐうせん)は、三重県多気郡多気町の多気駅から鳥羽市の鳥羽駅に至る鉄道路線(地方交通線)です。

「参宮線」とあるように、伊勢神宮への参詣路線として建設された路線となっています。1893年(明治26年)から1911年(明治44年)にかけて開業しました。現在の参宮線は紀勢本線の多気駅から分岐していますが、もともと亀山~鳥羽間が参宮線とされ、紀勢本線が全通した1959年に参宮線は多気~鳥羽間に変更されました。伊勢神宮参詣の重要路線として幹線並の扱いを受け、首都圏や西日本各地からの直通列車も運転されていましたが、1970年に近畿日本鉄道(近鉄)の鳥羽線が開業すると乗客は激減し、一時は存廃問題にまで発展しました。

全線が東海鉄道事業本部の管轄となっています。ICカード乗車券TOICAの対象エリアには含まれていません。


路線の歴史

1893年12月31日参宮鉄道(津~)相可(初代、現在の多気駅)~宮川間開業。その区間内に田丸駅が開業(他にも5駅あり)。
1897年11月11日宮川~山田(現在の伊勢市駅)間開業。その区間内に筋向橋駅(現在の山田上口駅)が開業。
1907年10月1日参宮鉄道が国有化。
1909年2月21日筋向橋~山田間が複線化。
1909年9月29日阿漕~高茶屋間が複線化。
1909年10月12日国有鉄道線路名称制定により、亀山~相可~山田間が参宮線となる。
1909年12月30日相可~宮川間が複線化。
1911年7月21日山田~鳥羽間が開業し、全通。その区間内に二見浦駅が開業。
1911年11月7日松阪~徳和間が複線化。
1917年10月10日筋向橋駅を山田上口駅に改称。
1923年3月20日相可駅(初代)を相可口駅に改称。
1944年8月1日阿漕~高茶屋間、松阪~徳和間が単線化。
1944年8月2日相可口~宮川間が単線化。
1944年9月4日山田上口~山田間が単線化。
1956年10月15日六軒事故が発生。
1959年7月15日亀山~多気間が紀勢本線となり、参宮線は多気~鳥羽間となる。相可口駅を多気駅に、山田駅を伊勢市駅に改称。
1963年4月1日外城田駅・五十鈴ケ丘駅・松下駅を新設。
1969年7月1日伊勢市~鳥羽間の貨物営業を廃止。
1973年7月30日蒸気機関車がなくなり、無煙化される。
1982年10月1日宮川~伊勢市間の貨物営業を廃止。
1983年12月21日CTCが導入される。
1986年4月1日多気~宮川間の貨物営業を廃止。
1987年4月1日国鉄分割民営化。東海旅客鉄道(JR東海)が継承。
1989年2月20日ワンマン運転を開始。
1989年7月16日臨時駅として池の浦シーサイド駅を新設。
1991年3月16日前年に運転を開始した快速「みえ」の運転区間が鳥羽駅まで延長される。
2020年3月14日池の浦シーサイド駅を廃止。

沿線の概況

三重県多気町にある多気駅を出ると、紀勢本線が右側に別れ、田園地帯を通ります。玉城町を通って伊勢市に入った後、宮川を渡った所から建物が密集するところ通ります。山田上口駅を出たところで近鉄山田線が左側から合流し、伊勢市駅を出たところで下をくぐる形で分かれます。その後は近鉄鳥羽線よりも海側を走行し、池の浦シーサイド駅があったところでは海のすぐ近くを通ります。鳥羽市に入ったところで近鉄鳥羽線と合流して、鳥羽駅に着きます。


駅の紹介

駅名\種別 普通快速みえ
多気
外城田
田丸
宮川
山田上口
伊勢市
五十鈴ケ丘
二見浦
松下
鳥羽

※記号の凡例 ○:停車、△:一部停車


車両

普通・快速列車用車両

キハ25形

キハ75形