近鉄2000系電車
運用事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
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製造所 | 近畿車両 |
製造年 | 1978年(昭和53年) |
製造数 | 36両 |
運用開始 | 1978年(昭和53年) |
運用路線 | 名古屋線・湯の山線・鈴鹿線・山田線 |
最高速度 | 110km/h |
備考 | 本系列で唯一トイレが設置された編成が観光用列車「つどい」に改造され、2013系となっている |
クイックアクセスガイド
近鉄2000系電車(きんてつ2000けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道(近鉄)が1978年から運用している一般車両です。
名古屋線に残っていた旧性能車の代替として1978年から1979年にかけて3両編成12本が製造されました。2800系に準じた車体の冷房車ですが、主電動機と一部の台車については廃車となった特急車10100系「ビスタII世」より流用されました。
1C8M制御・MT比2M1Tによる3両編成で、1978年3月31日に2001F・2003F、1979年3月15日に2005F~2013F、1979年9月18日に2015F~2023Fの3次に渡って製造されました。
当初から冷房装置を搭載して製造されたため、車体は同時期に製造されていた2800系2815F以降と同一となっています。
車体構造
車体は通勤形一般4扉車の2800系を踏襲しています。
主電動機・制御装置・台車・運転機器
主電動機は10100系特急車の廃車発生品を出力増強の上で流用しています。また、制御方式はWN駆動方式を用いた電動カム軸式抵抗制御となっています。
台車は、流用品、新造品を問わず、いずれも空気ばね台車となっています。
ブレーキ制御は、設計当時の近鉄で標準であった、HSC-D発電ブレーキ付き電磁直通式となっています。
車内仕様・サービス設備
内装は先に登場した2800系に準じており、座席はロングシートとなっています。
2000系は以下の2形式から構成されています。
モ2000形
中間電動車(M)と下り方(鳥羽方)の制御電動車(Mc)です。末尾の数字が奇数か偶数かによって、仕様が異なっています。
ク2100形
上り方(近鉄名古屋方)の制御車(Tc)です。
2000系の編成は3両の1種類が存在しています。
3両
モ2000(偶数) | モ2000(奇数) | ク2100 |
現在、準備中。