名鉄知多新線

路線について

所在地 愛知県
駅数 6駅
開業 1974年(昭和49年)6月30日
距離 13.9km
複線以上が存在しているか ×
電化区間が存在しているか
最高速度 100km/h

名鉄知多新線路線図

クイックアクセスガイド

路線の概要

路線の歴史

沿線の概況

駅の紹介

車両


路線の概要

知多新線(ちたしんせん)は、愛知県知多郡武豊町の富貴駅から愛知県知多郡南知多町の内海駅までを結ぶ名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線です。名鉄で「新線」を名乗る唯一の路線となっています(愛称も含めればそれぞれ、「豊田新線」「羽島新線」と称されていた豊田線と羽島線もある)。

沿線の宅地・観光開発のために建設された比較的新しい路線で、沿線には海水浴場や名鉄が開発した行楽地(南知多ビーチランドやかつての内海フォレストパークなど)が立地しています。また、知多奥田駅周辺には日本福祉大学美浜キャンパスがあり、通学路線としても利用されています。知多半島東側にある富貴駅から半島中央部を貫き、半島西側の丘陵部を走っているため、名古屋鉄道の路線の中では最もトンネル数が多く(7か所)、急勾配も随所にあります。

全線において単線となっていますが、用地の確保分とトンネルは複線規格で造られており、橋梁部分は橋台のみが設置されています。利用者数の伸び悩みにより複線化への進展は見られませんが、複線化用地を流用して別曽池信号場が設置されています。

線内の駅は知多奥田駅を除き無人駅となっていますが、駅集中管理システム導入前は季節によって上野間駅と野間駅に駅員が配置されていたことがあります。起点の富貴駅と終点の内海駅も利用者が少ないため、富貴駅は2023年9月30日より、内海駅は2020年5月25日より終日無人駅となっています。知多新線内は特急列車も全ての駅に停車するため、無人駅でも自動券売機でミューチケットを購入することができます。

なお、『鉄道要覧』による起点は富貴駅ですが、名古屋本線の上下方向に合わせるため列車運行および旅客案内、列車番号の設定においては内海駅から富貴駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとなっています(以下、内海方面を下り、富貴方面を上りとして解説します)。


路線の歴史

1974年6月30日富貴~上野間間開業。座席指定特急「ヤングビーチ号」の運行を開始
1975年7月6日上野間~知多奥田間開業。
1976年4月4日知多奥田~野間間開業。
1976年9月8日台風17号の集中豪雨により全線が不通となる(同月10日に運転を再開)。
1980年6月5日野間~内海間が開業し、全通。「ヤングビーチ号」を定期運用の「うつみ号」に変更。
1986年3月17日富貴~別曽池信号場予定地間にCTC(列車集中制御装置)を導入。
1986年3月18日別曽池信号場を設置(同年7月20日設置説もある)。
1987年4月24日美浜緑苑駅を新設。
1988年3月5日別曽池信号場~内海間にCTC(列車集中制御装置)を導入。
2007年3月14日富貴駅にトランパスを導入。
2007年7月14日残る全駅にトランパスを導入。これにより、知多新線全駅のトランパス対応が完了した。
2011年2月11日ICカード乗車券「manaca」の供用を開始。
2012年2月29日トランパスの供用を終了する。
2023年3月18日全線でワンマン運転を開始。

沿線の概況

武豊町にある富貴駅を出てすぐに名鉄河和線と別れ、知多半島の丘陵地帯を通ります。別曽池の近くにある別曽池信号場を通って、深谷トンネルを抜けると常滑市に入り、さらにトンネルを抜けて美浜町に入ります。美浜町内は丘陵地帯にある新興住宅地の中を通り、小野浦地区の駅未成部の先にあるトンネルを抜けると南知多町に入ります。南知多町に入った所にあるトンネル郡を抜けたところで平地となり、内海駅に着きます。


駅の紹介

駅名\種別 普通急行特急
富貴(KC17)
上野間(KC20)
美浜緑苑(KC21)
知多奥田(KC22)
野間(KC23)
内海(KC24)

※記号の凡例 ○:停車、△:特別停車、|:通過、-:設定なし


車両

特急形車両

1000-1200系・1800系

2200系

通勤形車両

6000系・6500系・6800系

3500系

3700系

3100系

3300系・3150系

5000系

9500系・9100系