刈谷駅

駅について

所在地 愛知県刈谷市桜町一丁目と若松町一丁目にまたがる
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
名古屋鉄道(名鉄)
駅構造/ホーム 地上駅(橋上駅舎)/2面4線(在来線)
地上駅(橋上駅舎)/1面2線(名鉄線)
乗降人員
(JR東海の降車客を含まない)
36,528人/日(2019年・JR東海)
21,571人/日(2020年・名古屋鉄道)
開業 1888年(明治21年)1月
乗り入れ路線 2路線(東海道本線三河線)
有人駅であるか ○(在来線:直営駅/名鉄線:直営駅)
JR全線きっぷうりば
(みどりの窓口)が存在しているか

刈谷駅北口

クイックアクセスガイド

駅の概要

乗り場について

停車種別

駅の歴史

駅周辺の概況

当駅で見ることができる車両(定期列車のみ)

当駅付近に停車するバス路線

次の駅


駅の概要

刈谷駅(かりやえき)は、愛知県刈谷市桜町一丁目および若松町一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)と名古屋鉄道(名鉄)の駅です。駅番号はJR東海がCA58、名鉄がMU02となっています。

刈谷市の玄関口となる駅で、東海道本線の豊橋駅~岐阜駅間では名古屋駅、金山駅に次いで乗車人員が多い主要駅となっています。南口側には名鉄三河線が乗り入れており、両駅を乗り換える利用客も多くいます。以前は共同使用駅でしたが、1989年(平成元年)の橋上化により別々の改札口を設けるようになっています。

開業当時は市街地から離れた場所に立地していましたが、大正時代には豊田紡織(現在のトヨタ紡織)が駅付近に工場を設けたのを皮切りに系列企業の駅前進出が進み、刈谷駅の利用者増加および刈谷市の工業都市としての発展をもたらしました。現在では名実ともに刈谷市の中心地となっており、駅周辺の開発も進んでいます。


乗り場について(番線表記)

在来線

1・2:岡崎・豊橋方面(上り、名古屋・大垣方面の当駅始発列車も利用)

3・4:名古屋・大垣方面(下り)

名鉄線

1:知立方面(下り)

2:碧南方面(上り)


停車種別(在来線)

普通区間快速快速新快速特別快速ホームライナー特急
-|

※記号の凡例 ○:停車、|:通過、-:設定なし


停車種別(名鉄線)

普通

※記号の凡例 ○:停車


駅の歴史

1888年1月現在地に刈谷駅が設置される。
1888年8月大府~浜松間の官営鉄道が開業。
1888年9月1日官営鉄道が汽車営業を開始。
1890年4月1日牛田村付近で陸海軍連合大演習が実施され、刈谷駅が玄関口となる。
1895年4月1日線路名称制定。東海道線の所属となる。
1895年11月貨物側線を増設。木造土留の上りホームが腐敗のために石造へ変更。
1908年1月27日大府~当駅間の複線化工事が竣工。
1908年3月25日当駅~安城間の複線化工事が竣工。
1909年10月12日東海道線を東海道本線に改称。
1914年2月5日三河鉄道の刈谷新駅が開業。
1915年10月28日三河鉄道が知立駅まで延伸。
1923年2月刈谷新駅を移設。
1926年2月5日三河鉄道が電化、刈谷変電所を設置。
1927年11月10日刈谷新駅を刈谷駅に移転統合。省線(当時)との共同使用駅となり南口を開設。
1941年6月1日三河鉄道が名古屋鉄道に吸収合併され、名古屋鉄道三河線となる。
1943年12月名鉄三河線に刈谷乗務区を設置。
1948年貨車専門工場として名鉄刈谷工場が発足。新川工場の貨車業務を刈谷工場へ移転。
1950年9月17日三河線に名古屋方面直通列車が運転開始。
1950年10月1日東海道本線に急行「大和」「雲仙」が停車するようになる。
1951年12月刈谷駅前区画整理が着工。
1952年11月刈谷駅改築工事が着工。
1953年3月8日新駅舎での出改札が開始。
1953年3月15日東海道本線に急行「げんかい」が停車するようになる。
1953年4月1日刈谷駅南口~安城駅間の国鉄バスが開通。
1953年5月5日刈谷駅改築工事が完了。
1953年7月3日東海道本線電化工事が完了し、当駅~浜松間で列車の試運転が行われる。
1953年7月21日東海道本線が電化され、電気での営業運転を開始。
1956年4月25日刈谷駅前区画整理が完了。
1956年6月25日宮城道雄(作曲家・箏曲家)が当駅付近で転落死する。
1957年3月刈谷駅構内改良工事が着工。
1957年10月1日刈谷駅構内改良工事が完了。
1958年6月国鉄(当時)・名鉄刈谷駅連絡用陸橋拡幅工事が着工。
1958年9月国鉄(当時)・名鉄刈谷駅連絡用陸橋拡幅工事が完成。
1959年4月1日名鉄刈谷乗務区を知立乗務区に移転。
1959年10月22日刈谷跨線橋が完成。
1964年9月14日新一宮(現在の名鉄一宮)~碧南間の「快速特急」が運行を開始する。
1964年刈谷工場が刈谷分工場に改組され、鳴海工場の分工場となる。
1966年3月25日三河線の「快速特急」が線内でも特急運転を開始する。
1968年8月26日刈谷市駅始終着特急が運行を開始し、三河線特急が毎時4本体制となる。
1968年10月刈谷分工場が廃止となる。
1971年6月14日刈谷駅南口に時計塔が設置される。
1974年9月17日三河線特急のほとんどが急行に格下げとなる。
1977年3月20日残存した三河線特急が急行に格下げとなり、特急が全廃。
1978年9月10日当駅~刈谷市間の仮線工事が着工。
1978年12月下旬当駅~刈谷市間の高架化工事が着工。
1980年12月14日当駅~刈谷市間の高架化工事が完了し、高架複線化される。
1981年9月1日刈谷駅南口の業務の担当を名鉄に変更。
1981年11月20日三河線急行が廃止となる。
1984年1月1日三河線の貨物営業が廃止となる。
1986年1月20日東海道本線の車扱貨物の取り扱いが廃止となる。
1986年11月1日東海道本線の荷物・コンテナ貨物の取り扱いが廃止となり、貨物の取り扱いが全廃。貨物関連施設を流用して刈谷コンテナセンターを開設。
1987年4月1日国鉄分割民営化に伴い、東海道本線刈谷駅を東海旅客鉄道(JR東海)が継承。刈谷コンテナセンターは日本貨物鉄道(JR貨物)が継承。
1988年9月4日刈谷駅開業100周年記念行事が開催される。
1989年1月25日南北自由通路が完成。
1990年3月21日三河線刈谷駅を移設。
1992年6月27日JR東海に自動改札機を導入。
2005年9月14日名鉄で交通プリペイドカード「トランパス」の利用が可能となる。刈谷コンテナセンターが移転して刈谷オフレールステーションに改称。
2006年11月25日JR東海でICカード「TOICA」の利用が可能となる。
2008年12月1日駅南口のペデストリアンデッキ「みなくる刈谷ウイングデッキ」が完成。
2009年12月21日東海道本線構内の階段新設工事が完了。
2011年2月11日名鉄でICカード「manaca」の利用が可能となる。
2012年2月29日名鉄でトランパスの利用が終了となる。
2023年5月8日(予定)東海道本線の下り線ホーム(3・4番線)を拡幅。
2025年度(予定)東海道本線の下り線ホーム(3・4番線)に可動式ホーム柵を設置。
2026年度(予定)東海道本線の上り線ホーム(1・2番線)に可動式ホーム柵を設置。

駅周辺の概況

駅周辺には市街地が形成されており、その外側にトヨタグループの本社や工場が林立しています。トヨタ系工場が駅周辺に集積することで、トヨタ系以外の関連企業も取引上の利便性から駅周辺に工場を設けた事例が多くあります。

このほか、かつては東芝炉材(現在のクアーズテック)や日本陶管といった窯業系の工場も交通の利便性から駅南に工場を構えていましたが、現在は移転・撤退しています。

刈谷市は日本陶管刈谷工場閉鎖後の再開発に当たり、先端技術研究機関や百貨店、マンション、ホテル、公共施設、量販店など様々な案を立てては断念を繰り返してきました。最終的にはショッピングセンターと公共施設《刈谷市総合文化センター(老朽化した市民ホールの機能を移転したもの)》、マンション、立体駐車場で構成される「みなくる刈谷」として整備されました。

東芝炉材は周辺の市街化や公害問題をきっかけに、工場を小垣江へ移転しました。1966年(昭和41年)には名古屋の不動産業者らによって跡地に百貨店を建設、開店したものの、営業者の誘致に失敗して建物(鉄筋コンクリート5階・地下1階建て)の半分しかテナントが埋まらず、1969年(昭和44年)3月には早くも閉店してしまいました。その後、別の企業が百貨店ビルを買収し、1969年(昭和44年)10月にショッピングセンターとして開店しました。後に数度の改装を行い、現在の姿となりました。

1978年(昭和53年)4月に、東海道本線と名鉄三河線の間に神田駐車場を開設しました。これは都市整備の過程で駅周辺の一方通行・駐車禁止などの交通規制が強化されたことで、その代替としての公共駐車場の必要性が高まったことが理由となっています。開設当初は駐車料金の問題もあって利用者は少なかったですが、次第に増加しました。

駅北口周辺には駅前商店街があり、居酒屋などの飲食店が軒を連ねています。また、風俗店も多く、小規模な風俗街を形成しています。

刈谷駅周辺図

駅周辺の主な施設(地図の赤円の範囲内)

・刈谷市役所

・刈谷合同庁舎(名古屋法務局刈谷支局、刈谷税務署、刈谷労働基準監督署)

・刈谷公共職業安定所(ハローワーク刈谷)

・刈谷市中央図書館

・みなくる刈谷(刈谷市総合文化センター「アイリス」)

・刈谷市産業振興センター(あいおいホール)

・デンソー本社

・トヨタ紡織本社・刈谷工場

・豊田自動織機本社・刈谷工場

・トヨタ車体刈谷工場

・愛知製鋼刈谷工場

・刈谷市美術館

・刈谷市交通児童遊園(刈谷市交通公園)

・夢と学びの科学体験館

駅周辺の交番数(地図の赤円の範囲内):1

駅周辺の郵便局数(地図の赤円の範囲内):1


当駅で見ることができる車両(定期列車のみ)

特急・急行列車用車両(JR東海)

285系

普通・快速列車用車両(JR東海)

311系

313系

通勤形車両(名鉄)

6000系・6500系


当駅付近に停車するバス路線

一般路線・コミュニティバス

名鉄バス:刈谷・愛教大線(刈谷駅)

刈谷市公共施設連絡バス「かりまる」:東境線/西境線/一ツ木線(刈谷駅北口)、東境線/西境線/一ツ木線/運動公園・東刈谷線/小垣江・依佐美線/東刈谷・逢妻線(刈谷駅南口)

東浦町運行バス「う・ら・ら」:刈谷線(刈谷駅南口)

高速バス

ジェイアール東海バス・ジェイアールバス関東:知多シーガル号/ドリーム知多号(刈谷駅南口)
→東名江田・東京駅日本橋口・新木場駅・東京ディズニーランド行

知多乗合(知多バス):刈谷・中部空港線(刈谷駅前)
→中部国際空港行


次の駅

在来線

か り や
刈 谷
Kariya
のだしんまち
Noda-shinmachi
(愛知県刈谷市) あいづま
Aizuma

名鉄線

名鉄ロゴ 刈 谷
か り や
KARIYA
  
重原
SHIGEHARA
刈谷市
KARIYASHI

(c)ニコニコ大百科のものを改変した上で、利用しています。