品川駅

駅について

所在地 東京都港区高輪三丁目と港南二丁目にまたがる
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海旅客鉄道(JR東海)
日本貨物鉄道(JR貨物)
京浜急行電鉄(京急)
駅構造/ホーム 地上駅(橋上駅舎)/2面4線(新幹線)・8面15線(在来線)
高架駅/2面3線(京急線)
乗降人員
(JRは降車客を含まない)
212,502人/日(2021年・JR東日本)
14,794人/日(2020年・JR東海)
168,324人/日(2020年・京急)
開業 1872年(明治5年)6月12日
乗り入れ路線 5路線(東海道新幹線・東海道本線・東海道本線(品鶴線)・山手線・京急本線)
有人駅であるか
JR全線きっぷうりば
(みどりの窓口)が
存在しているか

品川駅東口

クイックアクセスガイド

駅の概要

乗り場について

接近・発車メロディについて

停車種別

駅の歴史(JR東日本・JR東海)

駅の歴史(京浜急行電鉄)

駅周辺の概況

当駅で見ることができる車両(定期列車のみ)

当駅付近に停車するバス路線

次の駅


駅の概要

品川駅(しながわえき)は、東京都港区高輪三丁目および港南二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・京浜急行電鉄(京急)の駅となっています。

山手線南部のターミナル駅であり、駅名は東海道の宿場町である品川宿に由来していますが、歴史的経緯により所在地は品川区ではなく港区となっています。

駅東側の港南口はもともと戦前からの埋立地として企業の工場や倉庫などが立ち並んでいた場所でしたが、1998年に旧国鉄品川駅東口貨物ヤード跡地に品川インターシティと呼ばれる大規模な複合商業ビル群が開業しました。2003年に東海道新幹線の品川駅が開業して以降は、再開発により大規模なオフィスビルやタワーマンションを中心とした超高層ビル街へと発展し、駅利用者数が大幅に増加しました。京急線で羽田空港に乗り換えなしでアクセス出来ることや、さらに東海道新幹線の駅の開業により中京圏・近畿圏とのアクセスが大幅に向上したこともあって、港南口を中心に企業の本社などの集積が進んでいます。駅西側の高輪口はプリンスホテル(西武グループ)などの大規模なシティホテルが幾つも集積しているとともに、高級住宅街が広がっています。当駅は世界有数の利用者数を誇るターミナル駅であり、現在のところは、京急本線を通して東京都交通局(都営地下鉄)浅草線と相互直通運転を行っているものの、直接的に地下鉄は1路線も乗り入れていません。2022年3月28日、東京地下鉄(東京メトロ)は、南北線延伸(品川~白金高輪間)の鉄道事業許可を国土交通大臣より受け、2030年代半ばの開業を目指しています。

2027年以降に開業する、JR東海リニア中央新幹線の首都圏側の始発駅になることが正式に決定しており、中京圏や近畿圏へのさらなるアクセス向上が期待されています。


乗り場について

新幹線(番線表記)

21・22:東京方面(上り)

23・24:名古屋・新大阪方面(下り)

在来線(番線表記)

1:山手線東京・上野・駒込方面(内回り)

3:山手線渋谷・新宿・池袋方面(外回り)

4:京浜東北線東京・上野・大宮方面(北行)

5:京浜東北線大井町・大森・蒲田・横浜・大船方面(南行)

6・7:東海道本線(上野東京ライン)東京・上野・大宮・宇都宮・高崎方面(上り)

8:臨時ホーム

9:東海道本線(上野東京ライン)東京・上野・柏・土浦・水戸・いわき方面(上り、主に特急列車と横須賀線下りの当駅初発列車が使用)

10・11:東海道本線(上野東京ライン)東京・上野・松戸・柏・成田・取手・土浦・水戸・高萩方面(上り、東海道本線下りの当駅初発列車が使用)

11・12:東海道本線川崎・横浜・小田原・熱海・伊東方面(下り)

13・14:横須賀線錦糸町・船橋・千葉・成田空港方面(上り)

14・15:横須賀線鎌倉・逗子・久里浜方面(下り)

京浜急行電鉄(番線表記)

1:羽田空港方面/横浜・三浦海岸方面(下り)

2:成田空港・新橋・日本橋・浅草方面(上り)

3:北品川・鮫洲・上大岡・三浦海岸方面(下り、「京急ウィング号」と平日朝ラッシュ時の普通列車が使用)


接近・発車メロディについて

接近メロディ:在来線/不明(東武鉄道で発車メロディとして使用されているものも存在する)
京急線:赤い電車(くるり)

発車メロディ:在来線/1・13:せせらぎ、3:SF-4海の駅、4:SF10-60チャイム、5:おはよう、6・7・12:鉄道唱歌、8:SF-1遊園地のある駅、9:SF10-68、10:ナイスガイ!、11:蝶、14:春、15:ML24


停車種別(新幹線)

こだまひかりのぞみ

停車種別(在来線)

東海道本線

普通快速特別快速特急

山手線・京浜東北線

各駅停車快速特急

横須賀線

快速通勤快速特急

※記号の凡例 ○:停車、△:一部停車、▽:一部通過、-:設定なし


停車種別(京急線)

普通エアポート急行特急快特エアポート快特ウィング

※記号の凡例 ○:停車


駅の歴史(JR東日本・JR東海)

1872年6月12日当駅~横浜(初代・現在の桜木町駅)間が仮開業し、当駅も営業開始。
1872年10月15日新橋(初代・後の汐留駅)~当駅~横浜(初代)間が正式開業。
1885年3月1日日本鉄道品川線(現在の山手線)が乗り入れ。
1898年4月1日貨物の取り扱いを開始。
1906年11月1日日本鉄道が鉄道国有法により国有化。
1909年10月12日線路名称制定により東海道本線の所属となる。
1914年12月20日京浜線の電車運転を開始。
1945年5月25日東京空襲による爆撃で被災。
1949年6月1日日本国有鉄道が発足。
1964年10月1日コンテナ貨物の取り扱いを開始。
1976年10月1日横須賀線の地下線が当駅まで開通し、総武本線の電車が当駅までの乗り入れを開始。
1980年10月1日横須賀線と総武本線の直通運転を開始(SM分離)。これに伴い、東海道本線のホームから横須賀線列車が発着することがなくなる。また、一般向けコンテナ・車扱貨物の取り扱いを全廃し、駅南東に広がっていた貨物ホームを撤去した。
1986年11月1日荷物の取り扱いを廃止。
1987年4月1日国鉄分割民営化により国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)が継承。
1994年12月3日貨物列車の設定がなくなる。
1997年5月26日東海道新幹線品川新駅起工式挙行。
1998年3月26日構内のJR貨物品川機関区が川崎貨物駅構内に移転、川崎機関区(現在の新鶴見機関区川崎派出)に改称。
1998年11月1日東西連絡通路(レインボーロード)が完成、橋上駅舎化。
2001年4月港南口前の交通広場の供用を開始。
2001年11月18日ICカード「Suica」の利用が可能となる。
2003年10月1日JR東海の東海道新幹線品川駅が開業。開業記念セレモニーの一環で、ソニーの「QRIO」が当駅から静岡駅まで「ロボットの乗客としては初めて」新幹線に乗り込んだ。
2004年3月3日港南口駅ビル(JR品川イーストビル・アトレ品川)が開業。
2005年10月1日ecuteが開業。大宮駅に次ぐ2例目。
2008年3月15日ダイヤ改正。東海道新幹線は全列車停車となり、横須賀線では新ホーム(15番線)の使用を開始したことから、当駅始終着列車が新設された。
2015年3月14日上野東京ラインが完成し、東北本線・高崎線・常磐線列車と東海道本線との直通運転を開始。
2016年8月11日山手線ホームで、ホームドアの使用を開始。
2018年6月京浜東北線南行を4番線から5番線に移転し、4番線の使用を停止。
2018年12月15日京浜東北線5番線ホーム(南行)で、ホームドアの使用を開始。
2019年3月16日ダイヤ改正。品川駅改良工事に伴う留置線廃止のため、山手線内回り最終列車の到着時刻が午前1時19分から午前0時52分に繰り上げとなる。
2019年11月17日京浜東北線北行を3番線から4番線に移転し、3番線の使用を停止。
2020年4月28日京浜東北線4番線ホーム(北行)で、ホームドアの使用を開始。
2021年11月26日びゅうプラザの営業を終了。
2021年12月5日山手線外回りを2番線から3番線に移転し、3・4番線ホームを拡幅(2番線は欠番となる)。

駅の歴史(京浜急行電鉄)

1933年4月1日京浜電気鉄道品川駅開業。当駅~浦賀間で直通運転を開始。
1942年5月1日東京急行電鉄の駅となる。
1944年5月1日当駅~黄金町および横浜~浦賀間に運転系統を分離。
1948年6月1日京浜急行電鉄の駅となる。
1948年7月15日当駅~浦賀間の直通運転を復活。
1952年7月6日当駅~逗子海岸(現在の新逗子駅)間で「海水浴特急」の運行を開始。
1968年6月21日当駅~泉岳寺間開業。都営地下鉄1号線(現在の浅草線)と相互乗り入れ開始。主に特急、急行が乗り入れ。
1992年4月16日「京急ウィング号」の運行を開始。
1993年4月1日空港線の羽田駅(現在の天空橋駅)開業に伴い、空港線直通列車を運行開始。
1995年4月1日快速特急の最高速度を当駅~横浜間が120km/h、横浜駅以南が110km/hへ引き上げ。
1997年10月4日都営浅草線直通特急の12両運転区間が当駅まで延長される。空港線へ直通する特急が登場し、都営浅草線直通列車を大幅に増発。
1998年11月18日空港線羽田空港駅(現在の羽田空港第1・第2ターミナル駅)開業に伴いエアポート快特、エアポート特急の運行を開始。
1999年7月31日ダイヤ改正。
2002年10月12日日中の当駅発着快特を泉岳寺駅発着に延長、浅草線に連絡する。
2007年3月18日ICカード「PASMO」の利用が可能となる。同時に、首都圏の私鉄としては初めての試みとして全駅構内(売店、飲食店、自動販売機など)で電子マネーを導入。
2009年2月25日くるりの『赤い電車』を駅メロディとして使用開始。
2010年5月16日当日のダイヤ改正により新設されたエアポート急行の停車駅となる。同時にエアポート快特は当駅~羽田空港間のノンストップ運転《後に、同年10月21日に羽田空港国際線ターミナル駅(現在の羽田空港第3ターミナル駅)が開業したことにともない、同駅が停車駅に追加》となる。

駅周辺の概況

駅の西側では駅ビルと呼べるほどの施設はありませんが、国道15号(第一京浜)を挟んで、京急グループの複合商業施設「ウィング高輪」(旧・ウィング高輪WEST)があります(かつては「ウィング高輪EAST」が駅に併設されていたが、連続立体交差事業の着手に伴い、2020年3月31日に閉店した)。第一京浜沿いにはビジネス街が並んでいるほか、高輪、御殿山などの高級住宅街を背後に控えています。

駅の西側周辺にはプリンスホテルを中心に大規模なシティホテルやビジネスホテルが集積しています。

一方、駅の東側ではかつて、昭和初期からの埋立地として工場や倉庫などが広がる地帯で西側に比べ発展が遅れ、橋上駅舎化するまでは地方の単線駅と見まごうような駅出入口があるだけでした。各線ホームと東口との間には長大な操車場が横たわっていたため、構内から出るには下を抜ける長い地下通路を経由する必要がありました。その頃の駅周辺で名立たる企業はファッションアパレルメーカーのジュン本社、東洋水産本社、中日新聞東京本社(2006年に千代田区内幸町に移転)程度で、少し先には荒涼とした空き地が広がっていました。

1990年代から貨物ターミナルや新幹線車両基地(旧東京第一車両所、1992年移転)の跡地が再開発され、1994年に品川インターシティ、さらに2001年~2002年頃より再開発によるタワーマンションと高層ビルの建設が始まり、2004年3月には港南地区におけるタワーマンションの先駆けである品川Vタワーを含む品川グランドコモンズが開業しました。以降、タワーマンションの開発が進んで人口が増加しました。こうして2000年代後半には大規模なオフィス街およびマンション街へと変貌を遂げました。これらの再開発事業はバブル景気以降の不景気に起因する負債圧縮のため企業が数多く所有していた工場や倉庫などの敷地を不動産業者へ売却処分したためとされています。京急で羽田空港に乗り換えなしでアクセスできることや、さらに東海道新幹線の駅が開業し、中京圏・近畿圏とのアクセスが向上したこともあって、企業の本社などの集積が進んでいます。

朝ラッシュ時は駅通路や歩道が港南口方面の企業へと出社する大勢の会社員で混雑するため、港南口へ向かう利用客は連絡通路中央部を、港南口からJR線・京急線へと進む利用客は通路両端部を進むよう推奨されています。

また、東京湾アクアラインを経由する千葉県方面の高速バスのうち品川駅~袖ケ浦バスターミナル・木更津駅東口線、品川駅~袖ケ浦バスターミナル・袖ケ浦駅・長浦駅北口線が発着しており、木更津市や袖ケ浦市といった房総半島西部への玄関口ともなっています。これらの路線は定期券の導入・深夜バス運行などにより、東京地区への通勤路線の一端を担っています。

品川駅周辺図

駅周辺の主な施設(地図の赤円の範囲内)

・品川税務署

・東京都下水道局 港南水再生センター

・東京都中央卸売市場食肉市場

・駐日ロシア連邦通商代表部

・セルビア共和国大使館

・アイスランド大使館

・ブルネイ大使館

・公益財団法人日本ユニセフ協会

・高輪ゲートウェイ駅

・北品川駅(京急)

・高輪台駅(都営地下鉄)

・東京海洋大学 品川キャンパス(マリンサイエンスミュージアム)

・JR東海品川ビル(東海旅客鉄道東京本社)

・JR品川イーストビル(ゼンショーホールディングスおよびその傘下企業の一部、ダイセル東京本社など)

・品川イーストワンタワー(大東建託本社)

・太陽生命品川ビル(太陽生命保険本社、山善東京本社など)

・品川グランドセントラルタワー(日本マイクロソフト本社、NTTテクノクロス本社など)

・キヤノンSタワー(キヤノンマーケティングジャパン本社)

・京王品川ビル(電通国際情報サービス本社など)

・品川フロントビル(豊田通商東京本社)

・品川インターシティ(大林組本社、富士通パーソナルズ本社、ニコン本社など)

・NTT品川ツインズ NTT品川ツインズアネックス(エヌ・ティ・ティ・コムウェア本社など)

・ソニーシティ(ソニー本社)

・品川TSビル(東洋水産本社)

・三菱UFJ信託銀行港南ビル(三菱UFJトラストシステム本社など)

・品川プリンスホテル(マクセル アクアパーク品川)

・物流博物館

駅周辺の交番数(地図の赤円の範囲内):3

駅周辺の郵便局数(地図の赤円の範囲内):7


当駅で見ることができる車両(定期列車のみ)

新幹線車両

N700系

N700S系

特急・急行列車用車両

E257系

E259系

E261系

285系

E657系

普通・快速列車用車両

E217系

E231系

E233系

E235系

E531系

京浜急行電鉄

1000形(2代)

2100形

600形(3代)

1500形

5500形(東京都交通局)

3000形・3050形(京成電鉄・2代)

3700形(京成電鉄)

7500形(北総鉄道)

7300形(北総鉄道)

9100形(千葉ニュータウン鉄道)

9200形(千葉ニュータウン鉄道)

9800形(千葉ニュータウン鉄道)


当駅付近に停車するバス路線

一般路線・コミュニティバス

東京都交通局:品川駅前・品川駅高輪口(品93系統/反96系統、反96出入系統/品97系統)、品川駅港南口・品川駅東口(波01出入系統/品91系統/田92系統/浜95系統/品96甲系統/品96乙系統/品98甲系統/品98乙系統/品98丙系統/田99系統/品99系統/品99折返系統/港南四丁目行/深夜07系統)

東急バス:品川駅前・品川駅高輪口(品94系統)

フジエクスプレス:品川駅西口(ちぃばす高輪ルート)、東口ちぃばす乗り場(ちぃバス高輪ルート/ちぃバス芝浦港南ルート)

ケイエム観光バス:東口ちぃばす乗り場(お台場レインボーバス)

高速バス

品川プリンスホテル、グランドプリンスホテル新高輪等:東京空港交通

品川駅東口(こうなん星の公園前):京浜急行バス、小湊鉄道、日東交通、富士急バス

品川駅東口:平和交通、西岬観光


次の駅

新幹線

品 川
しながわ
Shinagawa
  
とうきょう
Tokyo
しんよこはま
Shin-Yokohama

在来線

品 川 山手線内・都区内
しながわ
高輪ゲートウェイ 大 崎
Takanawa gateway Shinagawa Osaki
大井町
Oimachi
新 橋 川 崎
Shinbashi Kawasaki
西大井
Nishi-oi

京浜急行電鉄

しながわ
品川
Shinagawa
 品川 (ハングル)
泉岳寺
せんがくじ
北品川
きたしながわ

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