小田原駅
所在地 | 神奈川県小田原市栄町一丁目と城山一丁目にまたがる |
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所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 東海旅客鉄道(JR東海) 小田急電鉄(小田急) 小田急箱根(箱根登山電車) 伊豆箱根鉄道 |
駅構造/ホーム |
高架駅/2面2線(新幹線) 地上駅(橋上駅舎)/2面4線(在来線)、3面4線(小田急線・箱根登山電車線)、1面2線(伊豆箱根鉄道線) |
乗降人員 (JRは降車客を含まない) |
23,768人/日(2020年・JR東日本) 11,214人/日(2020年・JR東海) 59,925人/日(2020年・小田急と箱根登山電車) 12,796人/日(2020年・伊豆箱根鉄道) |
開業 | 1920年(大正9年)10月21日 |
乗り入れ路線 | 5路線(東海道新幹線・東海道本線・小田原線・箱根登山電車線・大雄山線) |
有人駅であるか | ○ |
JR全線きっぷうりば (みどりの窓口)が 存在しているか |
○ |
クイックアクセスガイド
小田原駅(おだわらえき)は、神奈川県小田原市栄町一丁目と城山一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・小田急電鉄(小田急)・小田急箱根(箱根登山電車)・伊豆箱根鉄道の駅となっています。
古くから城下町、東海道の宿場町として栄えた小田原市の中心駅です。神奈川県西部のターミナル駅であり、箱根観光の拠点ともなっています。近年は外国人旅行者も多く利用しています。
当駅は、1920年(大正9年)10月に国府津駅を起点とする熱海線(現在の東海道本線)の終着駅として開業しました。その後、1927年に小田原急行鉄道(現・小田急電鉄)、1935年に大雄山鉄道(現・伊豆箱根鉄道)と箱根登山鉄道(現・小田急箱根)が乗り入れ、さらに1964年には東海道新幹線の開業と同時に駅が設置され、現在は1日約15万人の利用があります。1987年4月の国鉄分割民営化によって、日本国有鉄道の路線であった東海道新幹線と東海道本線は前者がJR東海、後者がJR東日本と別会社による運営となり、また貨物営業はJR貨物に継承されました。
現在は、JR東日本・JR貨物の東海道本線(JR東日本が第一種鉄道事業者、JR貨物が第二種鉄道事業者)、JR東海の東海道新幹線、小田急電鉄の小田原線、小田急箱根の箱根登山電車線、そして伊豆箱根鉄道の大雄山線が乗り入れています。このうち小田急と箱根登山電車は直通運転を行っています。旅客駅のみですが同一駅構内の乗り入れ鉄道事業者数5社はかつて日本最多でした(現在は横浜駅の6社局)。各線とも2003年に完成した橋上駅舎によって結ばれています。
JR東日本東海道本線の駅には、東京駅発着系統と、新宿駅経由で高崎線に直通する湘南新宿ライン、東京駅・上野駅経由で宇都宮線・高崎線に直通する上野東京ラインが停車します。湘南新宿ラインは原則として当駅までの運転です。東海道新幹線は1日15本(下り8本、上り7本)の「ひかり」と、「こだま」が停車します。また当駅に停車する下りの「ひかり」は早朝を除き名古屋駅まで停車しないこととなっています。その他はいずれの路線も当駅終着・始発の列車が多くなっています。
新幹線(番線表記)
13:名古屋・新大阪方面(下り)
14:新横浜・東京方面(上り)
在来線(番線表記)
3・4:熱海・沼津・伊東方面(下り)
5・6:横浜・品川・東京・上野・渋谷・新宿方面(上り)
小田急電鉄・小田急箱根(ホーム表記)
7:箱根登山電車線箱根湯本・強羅方面(下り、一部の小田原線列車も利用)
8:9番ホーム列車の降車専用ホーム
9:小田原線相模大野・新宿・千代田線方面(上り、折り返しのみ)
10:小田原線相模大野・新宿・千代田線方面(上り)
11:箱根登山電車線箱根湯本・強羅方面(下り、折り返しのみ)
伊豆箱根鉄道(番線表記)
1・2:相模沼田・和田河原・大雄山方面
発車メロディ:在来線/3~6:お猿のかごや
小田急電鉄・小田急箱根/7・11:箱根八里
こだま | ひかり | のぞみ |
○ | △ | | |
普通 | 快速 | 特別快速 | 特急 |
○ | ○ | ○ | ▽ |
※記号の凡例 ○:停車、△:一部停車、▽:一部通過、|:通過
各駅停車 | 準急 | 通勤準急 | 急行 | 通勤急行 | 快速急行 | 特急 |
○ | - | - | ○ | - | ○ | ○ |
※記号の凡例 ○:停車、-:設定なし
1920年10月21日 | 熱海線国府津~当駅間開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。 |
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1923年9月1日 | 関東大震災により駅舎の一部が倒壊。 |
1925年3月25日 | 熱海線が熱海駅まで全通。 |
1927年4月1日 | 小田原急行鉄道(現在の小田急電鉄)新宿~当駅間開業。 |
1934年12月1日 | 国鉄駅を東海道本線所属に変更。 |
1935年6月16日 | 大雄山鉄道線(現在の伊豆箱根鉄道大雄山線)が当駅に乗り入れ。 |
1935年10月1日 | 箱根登山鉄道(現在の小田急箱根)が当駅に乗り入れ。 |
1948年10月 | 小田急ロマンスカーの運行を開始。 |
1950年3月1日 | 湘南電車の運行を開始。 |
1964年10月1日 | 東海道新幹線の小田原駅が開業。 |
1973年5月20日 | 新設の西湘貨物駅に貨物取扱業務を集約、当駅での取扱を廃止。 |
1976年11月 | 東口広場整備と地下街が完成。 |
1979年10月1日 | 大船~当駅間の複々線化(東海道貨物線)が完成。 |
1980年10月1日 | 「ひかり」停車駅となる。 |
1986年11月1日 | 国鉄駅の荷物の取り扱いを廃止。 |
1987年3月31日 | 国鉄駅での貨物取り扱いを再開。 |
1987年4月1日 | 国鉄分割民営化により新幹線は東海旅客鉄道(JR東海)、在来線は東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)が継承。 |
2001年11月18日 | JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。 |
2002年12月1日 | 湘南新宿ラインの運行を開始。 |
2003年3月30日 | 新駅舎へ切り替え・東西自由通路暫定開通。エレベーター・エスカレーター・多目的トイレが事業者ごとに設置される。 |
2003年12月20日 | 東西自由通路完全開通。それに伴い、新幹線高架下も再整備され、飲食店等が出店。 |
2005年6月25日 | 東口に駅ビル(小田原ラスカ)が開業。 |
2006年3月18日 | 箱根登山鉄道の車両による小田原駅乗り入れが廃止。全列車が小田急の車両による箱根湯本行に統一。 |
2008年3月15日 | 60000形MSE車による特急の東京地下鉄千代田線への直通運転を開始し、急行の箱根登山鉄道への乗り入れを廃止。準急の新松田駅以西の運行中止に伴い準急停車駅から外れる。新11番ホームの使用を開始。 |
2013年8月19日 | 東海道本線のうち、当駅始発列車において、乗車の際にドアの脇にあるボタンを押してドアを開閉する方式に変更(ただし、遅延等で停車時間が短い場合等、車掌等の判断で実施しない場合もある)。 |
2014年11月1日 | 東海道本線の発車メロディが「お猿のかごや」に変更。 |
2015年6月30日 | 東海道新幹線火災事件が発生。 |
2018年3月17日 | 小田急小田原線からの下り各駅停車の箱根登山鉄道への乗り入れを行わなくなり、各駅停車で新松田方面から箱根湯本方面へ行く場合は、当駅での乗り継ぎが必要になった。 |
2018年6月9日 | 2018年東海道新幹線車内殺傷事件が発生。 |
2024年4月1日 | 箱根登山鉄道が小田急箱根ホールディングスに吸収合併され、小田急箱根に社名変更されたことに伴い、箱根登山鉄道所属部分が小田急箱根所属となる。 |
周辺は、神奈川県の西湘地区を代表する市街地となっていますが、商業施設の撤退が相次ぎ、市街地の発展に陰りが出ています。市はお城通り地区にて地上8階・地下1階の複合ビル建設を主体とした再開発事業を進めていましたが、事業施工者が経営破たんしたことにより、計画は頓挫していました。その後、2016年12月に再開発の事業者を再度選定し、新たな計画が進められることとなりました。選定された再開発の事業者は図書館・コンベンション・ホテルなどが入る地上14階・地下1階の広域交流施設に加えて、宿場町の賑わいを再現した和風の大規模広場を整備する提案を行い、2018年5月の着工後、2020年12月に複合商業施設として開業を迎えました。
東口のバスロータリー地下には地下街があり、1976年11月に開業後、2007年6月に一度閉鎖しましたが、小田原市と地元の経済団体により再生が検討され、2009年4月に「地域資源や情報発信機能などを備える施設として再生を図る」という方針を小田原市が決定し、再生の為の計画・事業を経た上で2014年11月に再開業しました。
駅開設前の1901年に、この付近に神奈川県第二中学校が開校しました。同校は駅開設に伴って、1914年に北西の八幡へ移転し、現在の神奈川県立小田原高等学校となりました。駅東口には「小田原高等学校発祥之地」の石碑が建っています。
駅周辺の主な施設(地図の赤円の範囲内)
・神奈川県警 小田原警察署
・小田原簡易裁判所
・横浜家庭裁判所小田原支部
・横浜地方裁判所小田原支部
・小田原区検察庁
・横浜地方検察庁小田原支部
・小田原少年院
・神奈川県小田原合同庁舎
・小田原税務署
・小田原市民会館
・小田原城址公園(小田原城天守閣、小田原城歴史見聞館、小田原市郷土資料館、小田原市立図書館)
・緑町駅(伊豆箱根鉄道)
・国際医療福祉大学小田原キャンパス
・崎村調理師専門学校
・神奈川県立小田原高校
・私立旭丘高校
・小田急箱根ビル(箱根登山鉄道本社、小田急箱根ホールディングス本社)
・報徳福運社報徳博物館
・小田原競輪場
駅周辺の交番数(地図の赤円の範囲内):2
駅周辺の郵便局数(地図の赤円の範囲内):3
新幹線車両
特急・急行列車用車両(JR)
E257系
E261系
普通・快速列車用車両(JR)
E233系
特急型車両(小田急)
70000形
60000形
30000形
通勤型車両(小田急)
5000形(2代)
4000形(2代)
3000形(2代)
1000形
8000形
伊豆箱根鉄道
5000系
一般路線・コミュニティバス
箱根登山バス:小田原駅東口(大多数)、小田原駅西口(水之尾)
伊豆箱根バス:小田原駅東口(船原・小田原フラワーガーデン/ミクニ/久野車庫/関所跡・箱根町/箱根園/湖尻・箱根園)、小田原駅西口(関東学院大学・佐伯眼科/久野車庫/兎河原循環)
富士急モビリティ:小田原駅東口(小11系統/小14系統/小15系統/小20系統)
神奈川中央交通西:小田原駅東口(平45系統)
高速バス
小田原駅(東口):富士急モビリティ、近鉄バス、南海バス、和歌山バス
新幹線
小 田 原 おだわら Odawara |
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しんよこはま Shin-Yokohama |
あ た み Atami |
在来線
小 田 原 | ||||||||
おだわら | ||||||||
鴨 宮 | 早 川 | |||||||
Kamonomiya | Odawara | Hayakawa |
小田急電鉄・小田急箱根
小 田 原 おだわら | |||
Odawara | |||
足柄 Ashigara |
箱根板橋 Hakoneitabashi |
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伊豆箱根鉄道
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