甲府駅

駅について

所在地 山梨県甲府市丸の内一丁目1-8
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海旅客鉄道(JR東海)
駅構造/ホーム 地上駅(橋上駅舎)/2面5線
乗車人員(降車客を含まない) 8,909人/日(2020年・JR東日本)
開業 1903年(明治36年)6月11日
乗り入れ路線 2路線(中央本線・身延線)
有人駅であるか
JR全線きっぷうりば
(みどりの窓口)が存在しているか

甲府駅南口

クイックアクセスガイド

駅の概要

乗り場について

接近・発車メロディについて

停車種別

駅の歴史

駅周辺の概況

当駅で見ることができる車両(定期列車のみ)

当駅付近に停車するバス路線

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駅の概要

甲府駅(こうふえき)は、山梨県甲府市丸の内一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)と東海旅客鉄道(JR東海)の駅です。

当駅の所属線となっている中央本線と、当駅を終点とする身延線の2路線が乗り入れています。中央本線の当駅を含む塩尻以東の区間はJR東日本の管轄(JR東日本が第一種鉄道事業者)で、身延線は全線にわたってJR東海の管轄となっています。ただ、当駅はJR東日本の管轄駅であり、JR東海には属していません。JR東日本八王子支社の管内にあり、身延線下り場内信号機に会社境界が設置されています。特急列車を含む全旅客列車が停車しています。

1987年4月の国鉄分割民営化までは、中央本線・身延線ともに日本国有鉄道(国鉄)の路線でしたが、分割民営化によって中央本線塩尻以東はJR東日本、身延線はJR東海の管轄となり、当駅はJR東日本とJR東海の境界駅となりました。


乗り場について(番線表記)

1~3:中央本線小淵沢・塩尻・松本・長野・大月・八王子・新宿・東京方面(上下)

4・5:身延線身延・富士方面(上り)


接近・発車メロディについて

接近メロディ:なし

発車メロディ:1:青空と線路、2:ジュピターB、3:恋の通勤列車


停車種別(中央本線)

普通快速特急
-

停車種別(身延線)

普通特急

※記号の凡例 ○:停車、△:一部停車、▽:一部通過、|:通過、-:設定なし


駅の歴史

1903年6月11日官設鉄道初鹿野(現在の甲斐大和駅)~当駅間開通時に開業。一般駅。
1903年12月15日当駅~韮崎間開通により、途中駅となる。
1904年12月27日山梨馬車鉄道(後の甲府電車軌道)甲府停車場前駅が開業(当駅に隣接)。
1909年10月12日線路名称が制定され、中央東線の駅となる。
1911年5月1日線路名称が改定され、中央本線の駅となる。
1924年3月19日待合室にあったストーブからの出火による火災が発生し、駅舎が全焼。
1925年4月4日二代目駅舎が完成。
1927年6月1日甲府電車軌道の甲府停車場前駅が休止(同年7月13日に廃止)。
1928年3月30日富士身延鉄道線市川大門~当駅間開業。
1932年12月27日山梨電気鉄道線(後の山梨交通電車線)甲府駅前駅が開業(当駅に隣接)。
1941年5月1日富士身延鉄道が国有化し、鉄道院の身延線となる。
1950年11月23日北口を新設。
1962年7月1日山梨交通電車線の甲府駅前駅が廃止。
1972年4月1日旅行センター(後のびゅうプラザ)が開業。
1984年2月1日貨物の取り扱いを廃止する。
1984年8月21日橋上駅舎化。
1985年10月6日1986年開催の国民体育大会にあわせ、駅ビル「エクラン」(後の甲府エクラン)が開業。
1986年11月1日荷物の取り扱いを廃止する。
1987年4月1日国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)が継承。
2004年10月16日中央本線でICカード「Suica」の利用が可能となり、東京近郊区間に編入される。
2007年2月末中央本線ホームに待合室を設置。
2007年6月25日改修工事のため、仮北口と仮設ロータリーの供用を開始し、北口ロータリーを閉鎖(既存の北口は引き続き共用)。
2008年7月14日既存の北口の供用を終了。
2009年11月16日バリアフリー化の一環として、改札内にトイレとベビー休憩室を設置。
2009年12月21日中央本線上りホームにエレベーターを設置。
2010年2月23日中央本線下りホームにエスカレーターとエレベーターを設置。
2010年7月15日中央本線上りホームにエスカレーターを設置し、バリアフリー化の一環として、6番線ホームの呼称を4番線ホームに変更。
2010年8月4日ペデストリアンデッキが設置された新北口の供用を開始。
2015年3月13日駅ビルの名称が「甲府エクラン」から「セレオ甲府」に変更し、新装開業(第1期)。
2015年4月17日駅ビル「セレオ甲府」が本開業(第2期)。
2015年7月15日南口に一般車ロータリーを新設。
2016年9月7日南口の公共交通ロータリー(バスターミナル)の全面供用が開始。
2018年2月15日南口に斜行型エレベーターを設置。
2018年3月31日この日をもってびゅうプラザの営業を終了。
2021年11月9日駅ナカシェアオフィス「STATION WORK」のテレワークブース「STATION BOOTH」を設置。

駅周辺の概況

南口側には、武田信玄公の銅像や複合商業施設を左右に見る駅前広場と、バス・タクシーの発着場である公共交通ロータリー、それに一般車専用のロータリーが整備されています。また、駅前広場から南に伸びる大通りは「平和通り」と呼ばれ、商業ビルや金融機関などが軒を連ねています。

第二次世界大戦後、南口駅前広場中央部には噴水、武田信玄公像、宝石をあしらったモニュメントが設置されていました。当時、武田信玄公像は南向き、すなわち平和通りの方をまっすぐ向き、甲府市の繁華街を見下ろす形で立っていましたが、駅舎改築時に駅前広場の若干西側(竜王側)に移されています。噴水は1985年の駅舎改築工事、モニュメントは2015年の駅前ロータリー改修工事開始を機に撤去されましたが、2019年11月にダイヤモンドリングを模したオブジェが新たに設置されています。

かつての駅前ロータリーは、バスターミナルへ向かう高速バスや路線バスと、タクシーや一般車両の交通が混在していたため、自動車の往来が非常に激しいものとなっていました。また、駅からバスターミナルへ向かう際は横断歩道を渡る必要がありました。そのため、甲府駅南口周辺整備事業による再開発で駅前広場やバスターミナルの再整備が行われ、2015年7月15日から一般車ロータリーが、2016年9月7日から公共交通ロータリー(バスターミナル)が全面供用を開始しました。

一方の北口側には、新駅舎竣工後、階段および車椅子用のスロープがあるのみだった出入口が、再開発に関連し2008年7月より改修工事が行われ、2010年8月4日に完成しました。新北口はエレベーターとエスカレーターのほか構内に待合広場を設け、水晶で作られた「クリスタルアース」と呼ばれる球体のモニュメントや水晶細工などが展示されています。またペデストリアンデッキが設置され、甲府市道愛宕町下条線を渡るために一度降りて再び歩道橋を渡るか横断歩道を渡るという手間が省けるようになりました。ペデストリアンデッキには屋根が取り付けられており、素材は東京ドームの屋根と同じものが使われています。また、駅前広場は「よっちゃばれ広場」と名付けられており、2018年には武田信虎公像が設置されました。

北口の改修工事中はやや南東側に「仮北口」が設けられ、スロープの代わりにエレベーターがあったほか、タクシーや自家用車用のロータリーが設置されていました。ただ、ロータリー規模が小さかったため、バス停は仮北口からやや離れた愛宕町下条線沿いに設置されていました。バス停は新北口が供用開始されると北口ロータリーに再移転しています。

甲府駅周辺図

駅周辺の主な施設(地図の赤円の範囲内)

・山梨県庁

・甲府市役所

・山梨県警察本部

・山梨県 甲府警察署

・甲府地区広域行政事務組合中央消防署

・甲府地方裁判所

・甲府税務署

・甲府労働局

・日本銀行甲府支店

・国立病院機構甲府病院

・山梨県立図書館

・NHK甲府放送局

・山梨文化会館(山梨放送、山梨日日新聞)

・山梨県立宝石美術専門学校

・私立山梨英和中学・高校

・私立自然学園高校甲府キャンパス

・甲府城跡(舞鶴城公園)

・甲府市歴史公園(甲府城山手御門)

・甲府市藤村記念館(旧睦沢学校校舎)

・長禅寺

駅周辺の交番数(地図の赤円の範囲内):1

駅周辺の郵便局数(地図の赤円の範囲内):6


当駅で見ることができる車両(定期列車のみ)

特急・急行列車用車両

E353系

373系

普通・快速列車用車両

211系

313系


当駅付近に停車するバス路線

一般路線・コミュニティバス

山梨交通:甲府駅(甲府駅南口)(大多数)、甲府駅北口(武田神社/積翠寺/HANAZONOホスピタル/上帯那/塚原/伊勢町営業所/県立科学館)、甲府駅(陸橋)(武田神社/積翠寺/HANAZONOホスピタル/上帯那/塚原/伊勢町営業所)

富士急バス:甲府駅(甲府駅南口)(富士山駅/内野/下黒駒/富士急上阿原車庫)、甲府駅北口(富士山駅)

高速バス

甲府駅(甲府駅南口):山梨交通、富士急バス、京王バス、京浜急行バス、千葉交通、しずてつジャストライン、ジェイアール東海バス、近鉄バス

甲府駅北口:トラビスジャパン

甲府駅南口(県会議事堂前):WILLER EXPRESS


次の駅(中央本線)

甲 府
こうふ
竜 王 酒 折
Ryuo Kofu Sakaori

次の駅(身延線)

甲 府
こうふ
金 手
Kofu Kanente

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