伊賀鉄道伊賀線

路線について

所在地 三重県
駅数 15駅
開業 1916年(大正5年)8月8日
距離 16.6km
複線以上が存在しているか ×
電化区間が存在しているか
最高速度 65km/h

伊賀鉄道伊賀線路線図

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路線の概要

路線の歴史

沿線の概況

駅の紹介

車両


路線の概要

伊賀鉄道伊賀線(いがせん)は、三重県伊賀市内にある伊賀上野駅と伊賀神戸駅を結ぶ鉄道路線です。愛称は忍者線(にんじゃせん)となっています。

なお、かつてこの路線を運営していた伊賀軌道→伊賀鉄道(初代)→伊賀電気鉄道(大阪電気軌道に合併)についても本項で記述します。

上野盆地の城下町伊賀市中心部と近鉄大阪線、JR関西本線を結ぶ路線で、2007年10月1日に近畿日本鉄道(近鉄)から伊賀鉄道に運営が移管されました。線路などは引き続き近鉄が第三種鉄道事業者として保有していましたが、2017年4月1日からは伊賀市が保有しています。合理化のため、伊賀上野、上野市、茅町、伊賀神戸を除き、終日無人駅となっています。ただし、巡回で駅員が無人駅に来て改札を行うことがあります。近鉄大阪線との乗り換え駅である伊賀神戸駅では、近鉄時代も駅員による地上改札が随時実施されていましたが、伊賀鉄道移管後は近鉄とは独立した有人改札が近鉄用自動改札の隣に設けられたため、乗り換えの際には一旦改札外に出る必要があります。

沿線が忍者の里であることにちなみ、1997年10月から漫画家の松本零士がデザインしたイラストをペイントした「忍者列車」が運転されています。また、分社化と同時に更新された駅名標は近鉄時代のデザインから一新され、白地に、藍色とび薄藍色のラインが入っています。切符の地紋には伊賀鉄道の社紋が描かれています。

伊賀線では全線で、PiTaPaやICOCAといった交通系ICカードが非対応となっています。運賃は運営移管後別体系となりましたが、近鉄時代はローカル線の加算運賃が適用されていました。また、有人駅では近鉄時代には磁気券が発売されていましたが、運営移管後は伊賀上野駅以外は非磁気券となりました。


路線の歴史

1916年8月8日伊賀軌道上野駅連絡所(現在の伊賀上野駅)~上野町(現在の上野市駅)間開業。
1917年12月20日伊賀軌道が伊賀鉄道(初代)に社名を変更。
1917年12月20日特急「くろしお」のうち名古屋発着の1往復と急行「紀州」の一部列車が亀山駅経由から当線経由に変更となる(寝台急行→寝台特急「紀伊」は廃止まで亀山駅経由)。
1919年10月1日全線を軌道法による軌道から地方鉄道法による鉄道に変更。
1920年3月上野駅連絡所駅を廃止し、国鉄伊賀上野駅に統合。
1922年7月18日上野町~名張(後の西名張駅)間が開業し、全通。
1926年5月25日全線が電化し、市部駅・上林駅を新設。
1926年12月19日伊賀鉄道(初代)が伊賀電気鉄道に社名を変更。
1929年3月31日大阪電気軌道が伊賀電気鉄道を合併し、同社の伊賀線となる。
1929年4月1日参宮急行電鉄が大阪電気軌道から伊賀線を賃借して、営業を開始。
1930年10月10日参宮急行電鉄本線(現在の近鉄大阪線)榛原~伊賀神戸駅間開通に伴って伊賀神戸駅を新設し、庄田駅を廃止。美旗駅を美旗新田駅に、名張駅を西名張駅に改称。
1930年11月19日阿保駅を比土駅に改称。
1931年9月30日大阪電気軌道が参宮急行電鉄に譲渡され、参宮急行電鉄の路線となる。
1941年3月15日大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併し、関西急行鉄道に改称。
1941年9月10日上野町駅を上野市駅に改称。
1944年6月1日関西急行鉄道が南海鉄道を合併し、近畿日本鉄道を設立する(後に南海電気鉄道が分離)。
1945年6月1日鍵谷辻駅・広小路駅・四十九駅・市部駅・上林駅・伊賀神戸~西名張間を休止。
1946年3月16日広小路駅・上林駅・伊賀神戸~西名張間を再開。
1947年10月21日市部駅を再開。
1950年12月3日桑町駅で客車と電車の正面衝突事故が発生し、13名が重軽傷を負った。上野市駅で修理していた客車が無人のまま暴走して、桑町駅に停車していた電車に衝突していたもの。
1964年3月16日伊賀神戸~西名張間を廃止し、西名張駅にあった車庫は上野市駅に移転。
1969年5月15日鍵谷辻駅・四十九駅を廃止。
1973年10月1日貨物営業を廃止。
1977年7月14日単線自動化およびATSの使用を開始。
1994年10月1日ワンマン運転を開始。
2005年7月2日自転車を電車内に持ち込めるサイクルトレインの試験運行を開始(同年11月27日までの土曜・休日・夏休み期間)。
2007年3月26日伊賀鉄道が設立。
2007年10月1日伊賀鉄道に転換される(列車ダイヤの改正で「平日ダイヤ」と「土曜・休日ダイヤ」を設定し、平日ダイヤについては昼間時も30分間隔の運転にするなど列車の増発を行った)。
2008年8月1日自転車を電車内に持ち込めるサイクルトレインの本運行を開始(毎日)。
2009年3月20日ダイヤの改正を実施し、始発や最終の変更等、JRや近鉄との接続を重視したダイヤに変更された。
2009年9月11日~10月1日車両更新に伴い、上林駅を除く各駅のホーム改修工事を実施。
2018年3月17日四十九駅を再開業。
2019年2月22日「忍者線」を愛称に設定。

沿線の概況

現在、準備中。


駅の紹介

駅名\種別 普通
伊賀上野
新居
西大手
上野市
広小路
茅町
桑町
四十九
猪田道
市部
依那古
丸山
上林
比土
伊賀神戸

※記号の凡例 ○:停車


車両

200系