名古屋市交通局N3000形電車

車両について

運用事業者 名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)
製造所 日立製作所笠戸事業所(N3101編成のみ)
日本車両製造(N3102編成以降)
製造年 2011年(平成23年)~
製造数 78両
運用開始 2012年(平成24年)3月16日
運用路線 鶴舞線・名鉄三河線(梅坪~豊田市)・名鉄豊田線・名鉄犬山線(上小田井~犬山)
最高速度 100km/h
備考

名古屋市交通局N3000形電車

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車両の概要

車両の性能・仕様

形式

編成

車両についての見解


車両の概要

名古屋市交通局N3000形電車(なごやしこうつうきょくN3000がたでんしゃ)は、名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)が2012年から運用している通勤形電車です。鶴舞線のほか、名古屋鉄道の犬山線・豊田線・三河線へ直通運転をしています。

鶴舞線としては3050形以来17年ぶりの新形式であり、1977年の伏見~八事間開業時より使用した3000形の置き換えに合わせた近年の急速な技術進歩と社会ニーズ変化に対応するため、2011年(平成23年)から2022年(令和4年)にかけて16編成96両が製造される予定となっています。

本形式は火災や事故の対策に関する省令などが改正されたことを反映した車両となっています。


車両の性能・仕様

車体構造

車体はN3101編成のみこれまでの丸みを帯びたもので、N3102編成以降は直線を多用したものとなり、メーカーによって車体構造が大きく異なっています。N3101編成は鶴舞線の車両で初めてのアルミニウム合金製の車体で、名古屋市営地下鉄の車両で初めてのダブルスキン構造(A-train)、N3102編成以降はステンレス鋼製の車体で、鶴舞線の車両で初めての日車式ブロック工法を採用したものとなっています(このような形になったのは入札の結果が異なっていたためである)。全長は20,000 mmとなっており、車体幅は2,746mmとなっています。

前面は外側に鶴舞線の車両で初めてのHID式前照灯(N3112編成以降はLED式前照灯)、内側にLED式尾灯が配置され、非常用貫通扉は運転台から見て右側にオフセット配置されています。種別・行先表示器は名古屋市営地下鉄の車両で初めてのフルカラーLED式とされたため、急行を含む名鉄様式での表示も可能となっています。

客用扉は幅1,300mm・高さ1,850mmの両開き扉を4箇所に配しました。側面窓は客用ドア間が2連式の下降窓、車端部を固定窓としました。なお、N3101編成は室内側から見ると窓ガラスの天地寸法をA-trainの設計から縮小した形跡が確認できるようになっています。

客室の窓ガラス上下には鶴舞線のラインカラーである青帯を配していおり、全ての車両連結部間の貫通路には通常時に閉じる構造の扉を設置しました。

主電動機・制御装置・台車

主電動機はかご型三相誘導電動機となっています。また、制御方式はIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御となっています。

台車は、ボルスタレス台車となっています。

ブレーキ制御は、回生ブレーキ・純電気ブレーキ併用の電気指令式となっています。

車内仕様・サービス設備

車内はすべてロングシートとし、座り心地を考慮した簡易バケットタイプとしました(構造は上飯田線7000形で採用された片持式を踏襲)。また、客用ドア上部には鶴舞線の車両としては初めてとなる、17インチワイドLCD式車内案内表示器(通称「ハッチービジョン」)とドア開閉方向を示す表示器が設置されました(設置方式は千鳥方式)。


形式


N3000形は以下の6形式から構成されています。

N3100形

赤池方の制御車(Tc1)です。

N3200形・N3300形・N3700形・5550形

中間電動車(M)です。

N3400形

中間付随車(M)です。

N3800形

上小田井方の制御車(Tc2)です。



編成

N3000形の編成は6両の1種類が存在しています。

6両

N3100N3200N3300N3400
N3700N3800


車両についての見解

現在、準備中。