名古屋市交通局N1000形電車
運用事業者 | 名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄) |
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製造所 | 日本車両製造 |
製造年 | 2007年(平成19年)~2015年(平成27年) |
製造数 | 126両 |
運用開始 | 2008年(平成20年)3月26日 |
運用路線 | 東山線 |
最高速度 | 65km/h |
備考 |
クイックアクセスガイド
名古屋市交通局N1000形電車(なごやしこうつうきょくN1000がたでんしゃ)は、名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)が2008年から運用している通勤形電車です。
東山線としては5050形以来7年ぶりの新形式であり、近年の技術の急速な進歩と社会ニーズの変化に対応するため、2007年(平成19年)から2015年(平成27年)にかけて6両編成21本(126両)が5000形の廃車代替として導入されました。
従来車よりコストダウンを図り、かつバリアフリーの深度化を目指して設計されました。
車体構造
車体はこれまでの丸みを帯びたものから直線を多用したものに変え、ステンレス鋼製の車体は上飯田線7000形まで採用されていたビードプレス工法をやめ、名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)の車両では初めてとなる日車式ブロック工法を採用しました。
前面は前照灯の上に尾灯が配置され、非常用貫通扉は運転台から見て右側にオフセット配置されたものとしました。名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)の車両では初めてとなるLED式行先表示器が採用されました。
客室の窓ガラスは5050形と同様に東山線の路線特性からカーテンを省略していますが、地上区間での居住性を考慮して熱線吸収着色ガラスを使用しました。
主電動機・制御装置・台車
主電動機はかご型三相誘導電動機となっています。また、制御方式はIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御となっています。
台車は、ボルスタレス台車となっています。
ブレーキ制御は、回生ブレーキ・純電気ブレーキ併用の電気指令式となっています。
車内仕様・サービス設備
車内はすべてロングシートとしました(構造は上飯田線7000形で採用された片持式を踏襲)。
客用ドア上部に車内案内表示器が千鳥配置され、N1104編成までは32×256の2段表示による横長LED式となっていましたが、N1105編成以降では東山線で初めてとなる17インチワイドLCD式車内案内表示器(通称「ハッチービジョン」)となりました。また、名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)で初めてとなるドア開閉方向を示す表示器が設置されました(設置方式はN1104編成までは全客用ドア上部で、N1105編成以降では千鳥方式)。さらに、N1105編成以降は鶴舞線のN3000形と同様のものとして、東山線で初めて、座席間にスタンションポールが計3本設置され、座席端部の仕切りと貫通扉の取っ手が大型化し、高低差のあるつり革が採用され、全客用ドア上部の左右2か所にドア開閉動作開始ランプが装着されました。このほか、客用ドアの室内側は化粧板仕上げとなっており、客用ドア床面は識別を容易とするために黄色とされました。
運転台の主幹制御器は上飯田線7000形に引き続き、右手操作形ワンハンドル式が採用されました。さらに、運転台にはモニタ装置操作用の液晶ディスプレイがコンソール内に組み込まれています。
N1000形は以下の6形式から構成されています。
N1100形
藤が丘方の制御車(Tc1)です。
N1200形・N1300形・N1400形・N1500形
中間電動車(M)です。
N1600形
高畑方の制御車(Tc2)です。
N1000形の編成は6両の1種類が存在しています。
6両
N1100 | N1200 | N1300 | N1400 |
N1500 | N1600 |
2008年製造(N1000形2次車)
6両編成1本が増備されました。この増備車の基本仕様は1次車と同様のものとなっています。
2009年製造(N1000形3次車)
6両編成1本が増備されました。この増備車の基本仕様は1次車と同様のものとなっています。
2010年製造(N1000形4次車)
6両編成1本が増備されました。この増備車の基本仕様は1次車と同様のものとなっています。
2012年製造(N1000形5次車)
6両編成6本が増備されました。この増備車より車内案内表示器が東山線で初めてとなるLCD式となりました。また、鶴舞線N3000形と同様の車内設備となりました。
2013年製造(N1000形6次車)
6両編成5本が増備されました。この増備車の基本仕様は5次車と同様のものとなっています。
2014年製造(N1000形7次車)
6両編成5本が増備されました。この増備車の基本仕様は5次車と同様のものとなっています。
2015年製造(N1000形8次車)
6両編成1本が増備されました。この増備車の基本仕様は5次車と同様のものとなっています。
現在、準備中。