名古屋市交通局5050形電車
運用事業者 | 名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄) |
---|---|
製造所 | 日本車両製造 |
製造年 | 1992年(平成4年)~2000年(平成12年) |
製造数 | 162両 |
運用開始 | 1992年(平成4年) |
運用路線 | 東山線 |
最高速度 | 65km/h |
備考 |
クイックアクセスガイド
名古屋市交通局5050形電車(なごやしこうつうきょく5050がたでんしゃ)は、名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)が1992年から運用している第三軌条方式の電車です。東山線に残っていた300形(廃車)などの非冷房車を置き換えるために(5000形の投入が終了した1990年の時点で、300形が6連19本、250形・廃車が6連9本残っており、東山線の冷房化率は50%に満たなかった)1992年(平成4年)から2000年(平成12年)にかけて製造されました。
車体や走行機器は名城線・名港線2000形をベースとして、前頭形状を5000形(廃車)に似せていますが、傾斜の仕方や灯具の配列などが異なっています。マスコンは同時期の名古屋市営地下鉄の車両と同様に、横軸ツーハンドル式です。座席はバケットタイプですがモケットの色は5000形と同様で、赤橙色の濃淡で着席区分を表しています。また、荷棚のパイプも一般的なレール方向としました(2000形は枕木方向)。車両長は15.58mと短なっています。
主電動機・制御装置・台車
主電動機はかご型三相誘導電動機となっています。また、制御方式はGTOサイリスタ素子を用いたVVVFインバータ制御となっています(一部編成は現在、IGBT素子に交換)。
台車は、ボルスタレス台車となっています。
ブレーキ制御は、回生ブレーキ併用の電気指令式となっています(現在は純電気ブレーキも追加)。
車内仕様・サービス設備
車内はすべてロングシートとし、座席の表地の色は赤橙色となっています。また、車端部にはLED式車内案内表示装置を設置しました。
5050形は以下の6形式から構成されています。
5150形
高畑方の制御車(Tc1)です。
5250形・5350形・5450形・5550形
中間電動車(M)です。
5650形
藤が丘方の制御車(Tc2)です。
5050形の編成は6両の1種類が存在しています。
6両
5150 | 5250 | 5350 | 5450 |
5550 | 5650 |
1993年製造(5050形2次車)
6両編成2本が増備されました。この増備車より荷棚の端部の形状が変わりました。
1994年製造(5050形3次車)
6両編成2本が増備されました。この増備車よりシートの座面形状や厚さが変わり、材質もポリエステルに変更されました。
1995年製造(5050形4次車)
6両編成3本が増備されました。この増備車より車内の側扉上に路線図式車内案内表示器が設置されました(設置の仕方は3箇所千鳥配置となっている)。また、ドアチャイムも設置されました。
1996年製造(5050形5次車)
6両編成3本が増備されました。この増備車以降の基本仕様は4次車と同様のものとなっています。
現在、準備中。