名古屋市交通局3050形電車
運用事業者 | 名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄) |
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製造所 | 日本車両製造 |
製造年 | 1993年(平成5年)~1994年(平成6年) |
製造数 | 58両 |
運用開始 | 1993年(平成5年) |
運用路線 | 鶴舞線・名鉄三河線(梅坪~豊田市)・名鉄豊田線・名鉄犬山線(上小田井~犬山) |
最高速度 | 100km/h |
備考 |
クイックアクセスガイド
名古屋市交通局3050形電車(なごやしこうつうきょく3050がたでんしゃ)は、名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)が1993年から運用している通勤形電車です。鶴舞線のほか、名古屋鉄道の犬山線・豊田線・三河線へ直通運転をしています。
鶴舞線で初めてVVVFインバータ制御と横軸ツインレバー型マスコンとデジタル式速度計が採用されました。また、両先頭車に車椅子スペースが設置し、客用ドア部分にも水色の帯が配された車両となっています。全線開業および犬山線への相互直通運転開始に合わせるための6両編成化と運用増強を行う目的で、1993年(平成5年)から1994年(平成6年)にかけて6両編成9本+4両(58両)が日本車輌製造で製造されました。
車体や走行機器は桜通線6000形をベースとし、前頭形状を3000形に似せていますが、真直の仕方や灯具の配列などが異なっています。
座席はバケットシートですが、モケットの色は3000形と同様で、青色の濃淡で着席区分を表し、シートの材質は3151~3159編成(3159編成中間車を除く)がポリウレタン、3160編成がポリエステルとなっています。また、運転台は一般的な左側配置であると同時に乗り入れ先の名鉄に合わせて高運転台となっています(桜通線6000形は右側配置)。貫通扉は2両に1ヶ所と少なくなっています。
本形式は3000形が順次運用から離脱するため、増備が再開される予定でしたが、東山線5000形も順次運用から離脱する必要があり、2007年(平成19年)度は予算の制約上、東山線(N1000形)が優先されました。なお、鶴舞線については2011年(平成23年)度に延期されると同時に計画は本形式の増備からN3000形の導入へと変更されました。
市営交通資料センターでは、本形式の運転台での鉄道運転シミュレーションが体験できます。
主電動機・制御装置・台車
主電動機はかご型三相誘導電動機となっています。また、制御方式はGTOサイリスタ素子を用いたVVVFインバータ制御となっています(一部編成は現在、IGBT素子に交換)。
台車は、ボルスタレス台車となっています。
ブレーキ制御は、回生ブレーキ併用の電気指令式となっています。
車内仕様・サービス設備
車内はすべてロングシートとし、車端部にはLED式車内案内表示装置を設置しました。
3050形は以下の6形式から構成されています。
3150形
赤池方の制御電動車(Mc)です。
3250形・3450形
中間付随車(T)です。
3350形・3750形
中間電動車(M)です。
3850形
上小田井方の制御車(Tc)です。
3050形の編成は6両の1種類が存在しています。
6両
3150 | 3250 | 3350 | 3450 |
3750 | 3850 |
1994年製造(3050形2次車)
6両編成1本が増備されました。この増備車よりシートの座面形状や厚さが変わり、材質もポリエステルに変更されました。
現在、準備中。