伊勢鉄道イセIII形気動車
運用事業者 | 伊勢鉄道 |
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製造所 |
富士重工業(現在のSUBARU、101のみ) 新潟トランシス |
製造年 | 2002年(平成14年)~2005年(平成17年) |
製造数 | 4両 |
運用開始 | 2003年(平成15年)2月 |
運用路線 | 伊勢鉄道線全線と東海旅客鉄道(JR東海)関西本線(四日市~河原田) |
最高速度 | 100km/h |
備考 |
クイックアクセスガイド
イセIII形気動車(イセ3がたきどうしゃ)は、伊勢鉄道の気動車です。
1987年(昭和62年)3月に日本国有鉄道(国鉄)伊勢線を第三セクターに転換して開業した伊勢鉄道が、開業に際して投入したイセI形及び1989年(平成元年)に増備されたイセII形計4両の老朽化に伴い、代替車として2003年(平成15年)から2005年(平成17年)にかけてイセIII形4両が富士重工業(現在のSUBARU)と新潟トランシスで製造されました。車体長がイセI形・イセII形の15mに対して、18mに延長され、車体材質がステンレスとなっています。正面に貫通路が設けられた両運転台式で、トイレは設置されていません。床面高さを1,150mmと低くし、ステップレスとなっています。
車体構造
富士重工業(現在のSUBARU)製の軽快気動車ですが、車体材質、ステップレスを実現するための床面高さなど、同時期に製造された他社向け車両とは仕様が異なる点があります。イセI形、イセII形の車体長15,000mmに対し、18,000mmに延長され、先頭部は工作の容易化のため普通鋼製となりました。運転席は左隅式とされ、乗務員扉は設けていません。乗務員室横には狭幅の固定窓と下降窓が各1枚、乗務員室と反対側には固定窓1枚が設置され、客用扉は幅1,000mmの引き戸が片側2か所、乗務員室の直後に設けられました。扉間には2連式の紫外線吸収ガラスの固定窓3組が設けられ、車体下部に三重の海をイメージした3本の青帯が引かれました。床面高さは1,150mmで、ステップレスとなっています。側面にもLED式の行先表示装置が設けられました。
エンジン・制御装置・台車
エンジンはカミンズ製ディーゼルエンジンを1基搭載し、動力は液体変速機を介して台車に伝達されます。
台車はボルスタレス式空気ばね式となっています。
ブレーキ制御は電気指令式で、その他保安ブレーキも装備しています。
車内仕様・サービス設備
車内設備は車内中央部に4人掛けバケットタイプのボックスシート6組が設けられ、それ以外の部分がロングシートとなっています。四日市寄りには車椅子スペースが設けられました。
イセIII形は以下の1形式から構成されています。
イセIII形
両側に運転台がついています。
イセIII形の編成は1両の1種類が存在しています。
1両(Xの部分には製造順に応じて1~4の数字が入る)
イセ10X |
現在、準備中。