愛知環状鉄道2000系電車

車両について

運用事業者 愛知環状鉄道
製造所 日本車輛製造
製造年 2002年(平成14年)~2009年(平成21年)
製造数 40両
運用開始 2003年(平成15年)3月14日
運用路線 愛知環状鉄道線
最高速度 110km/h(120km/h対応)
備考

愛知環状鉄道2000系電車

クイックアクセスガイド

車両の概要

車両の性能・仕様

形式

編成

導入年次による変化

車両についての見解


車両の概要

愛知環状鉄道2000系電車(あいちかんじょうてつどう2000けいでんしゃ)は、愛知環状鉄道の電車です。

開業時から使用されていた100系(廃車)を置き換えるため、2002年(平成14年)から2009年(平成21年)にかけて2両編成20本40両が導入されました。全車が日本車輌製造で製造されました。

製造コストを抑えるため、東海旅客鉄道(JR東海)の313系をベースに設計されています。このため外装、内装において同系と類似点が多いのが特徴となっています。


車両の性能・仕様

車体構造

前面窓は313系とほぼ同一仕様となっていますが、種別、行先表示部分にまで拡大した大型のガラスを採用し、足乗せ台の部分が小型化されるなどの差異があります。

外装のカラーリングは一般公募によって選ばれたデザインをもとにしています。太さの異なる5本の緑色の線で沿線の豊かな自然を、左右非対称の毛筆調の帯で都市の力強さを表現した大胆なデザインとなっています。

主電動機・制御装置・台車

主電動機は313系と同一のものが使用されています。また、制御装置は313系と同一のものとなる、東芝製IGBT素子によるVVVFインバータが採用されています。

台車は、313系と同一のものが使用されています。

運転台は313系と同一のものが使用されています。

ブレーキ制御は313系と同じく電気指令式です。

車内仕様・サービス設備

座席は固定クロスシートとロングシートを組み合わせて配置しています。

交通バリアフリー法への対応として、全車にドアチャイムを備え、全編成に車椅子対応洋式トイレのほか、乗降促進メロディと車外スピーカーを搭載している点が313系と同一仕様となっています。ただし、LEDによる車内案内表示装置が各扉すべてではなく、千鳥配置となっているところが313系とは異なっています。

車内照明は、313系とは異なり、蛍光灯にカバーが付けられていません。


形式

2000系は以下の2形式から構成されています。

2100形

岡崎方の制御電動車(Mc)です。シングルアーム方式のパンタグラフや、一体型のVVVFインバータ制御装置と補助電源装置(SIV)を搭載しています。

2200形

高蔵寺方の制御車(Tc')です。CP、蓄電池(BAT)を搭載するほか、車内にトイレが設置されています。


編成

2000系の編成は2両の1種類が存在しています。

2両

21002200


導入年次による変化

2007年製造(2000系2次車)

2両編成2本が増備されました。この増備車よりつり革が三角型となり、トイレ前の1人掛けシートが廃止されました。

2009年製造(2000系3次車)

2両編成2本が増備されました。この増備車より車内の座席が全席ロングシートに変更されました。また、外板塗色が緑の左右非対称の帯から、愛知環状鉄道のコーポレートカラーである青色の帯が配されたものとなっています(後に既存の一部の編成にも施工)。


車両についての見解

現在、準備中。